拝呈 ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
常日頃、神社のことにつきましては格別のご高配をいただき深く感謝致しております。
秋葉神社は昭和二十年の戦災により全てが焼失致しましたが、氏子町会を持たない崇敬神社ということもあり、なかなか復興が進まずようやく昭和四十一年に向島四丁目北町会の人々が中心となり現在の社殿を造営いたしました。
その後、崇敬会を組織して神社再興に努めてまいりましたが補修には手が回らず現在に至っております。
令和四年には崇敬会により修復整備についてのアンケートをとらせていただき賛同のご回答をいただきましたがコロナ禍に見舞われ十分準備することが出来ず頓挫しておりました。
この度、社寺建築専門の業者に巡り合えたこともあり、取りあえず神社資金をもとに社殿の塗装工事に取り掛かることにいたしました。またその他の整備事業につきましては皆様のご協力を仰ぎながら進めたいと考えております。
江戸の名残を残す秋葉神社が‥‥より素晴らしい神域をいただいてご神慮を和め奉る(神様の御心にお答えする)‥‥と共に町のシンボルとして明るく清浄な心でご参拝いただけるよう本事業を進めてまいります。
皆様には修復整備の趣旨にご賛同いただきご奉賛賜りますよう切にお願い申し上げます。
拝具
令和七年四月
秋葉神社崇敬会会長 石川 進造
向島四丁目北町会会長 柏木 保男
秋葉神社宮司 千葉 元
